歴史言語学、特に”歴史音韻論”興味のある方への頁です。
学校((南山大学大学院)
を出て以来(30年前)これまでアマチュアとして、暇と少ない小遣をや
りくりして歴史音韻論(専攻:スペイン語の歴史音韻論)関係の本を、
すこしづつ集めてきました。
退職後はゆっくりとそれらを読んで、何か一書をものしたいと思っていますが
生活もあり、いまだにその暇が取れないのが現状です。
15年ほど前よりすこしづつ翻訳してきたRoger Lass [On explaining language change]
1980, Cambridge University Press,が最近やっと終りまで来ましたが、不明点が
多くあるため、これから推敲、誤訳チェック等々まだまだ時間がかかるとおもいます.
Roger Lass先生(現在は南アのCape Town 大学言語学教授)の許可を得て少部数(自分で
製本等を行いますので、一冊から出版は可能:はやりの、on demand出版のさき
がけ)でも、それを実現したいと思っているところです。
さて、下記の本(コピーして自分で製本したものです)は、スペイン・サラマンカ大学
の図書館の蔵書を、コピーして来てもらったものです。製本するときの順番
に並び替えて、コピーをして自分で製本、装幀までした本製本です。
同好の士がいらっしゃいましたら、一部余分に作りましたので格安にておわけいた
します。
題名:Teoria del Sustrato は(翻訳してもあまり意味があるとも思えませんが)・・訳すと
”基層論”です
Frederick Jungemann "La Teoria del Sustrato y los dialectos hispano-romances
y gascones".Gredos, Madrid,1955
1960年代末にはすでに出版元では絶版となっていまして、その後reprintされて
いません。
この本のオリジナル論文のタイトルは、"The Theory of Sustratum and the dialects hispano-
romances and gascons"(この論文はマルチネの「機能、構造、音韻変化」の訳本
で紹介されています)となっており、
米国コロンビア大学に提出した博士論文(出版はされず)を翻訳したもの
です。翻訳者はスペインの言語学者"Emilio Llorach"で、音韻論関係の書物として
はコペンハーゲン派の音韻論をスペイン語圏に紹介したFonologia espanolaがあり
ます。
では、基層論(または基層理論)とは?
最近ではあまり注目されていない歴史言語学上の理論で、一言でいうとひどく荒唐
無稽の理論のように思われているものですが、かの有名な英語学者でありまた言語
学者であったOtto Jespersenの主著の一つである「Language」でも取り上げられていま
す。
ご興味のあるかたは岩波書店より出版されている市河三喜・神保格訳「言語」
341頁を参照下さい。
参考:市河・神保訳では、Substratum Theory=素地論となっております。同書の新
訳が岩波文庫に三宅鴻訳(上巻のみ)で出版されています。当該場所は353頁で
訳は、「基層説」とあります。
勿論、1名様の場合であれば、すぐに送付可能ですが、2名以上の場合には、コピー
して製本しなければなりませんので、若干時間がかかりますので、ご了承下さい。
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歴史音韻論関係の本の蔵書自慢
音韻変化関係の論文を紹介