Alphonse Daudet(1840-1897年):アルフォンス・ドーデ:
フランスの作家、詩人。代表作が短編集「風車小屋だより」(1866年)
(LETTRES DE MON MOULIN,letters from my mill) でドーデが南フランスのプロバンス
で製粉風車小屋を購入し、そこに移り住みそこで見聞きした物語が語られる。
1940年に出版されたものであるが、日焼けしたものか、皮革部分が劣化し、火に焼けたような
状態になっている。
本文の中にバランスよく、挿絵が多く印刷されている。
オリジナルの表紙を再使用できないかを調べつために、焼けたような皮革部分を取除く。
表紙の劣化している部分を剥離すると、4本の麻糸が表紙厚紙に埋め込まれていた。
(表紙が劣化し厚紙が脆くなっているために、オリジナルの表紙を補修することを断念する。)
左側の絵は、英国の製本家のDouglas Cockerell(1870年生まれ)が1901年に書いた著書、
Bookbinding and the care of booksより。
縦糸として、4本の麻糸を固定しておき、綴じ糸で1折(16頁分)を綴じる。
縦糸としての麻糸を軸として綴じる。
この本の場合には、Bの方式で綴じている。
本全体を綴じ終わったところで、麻糸を表紙厚紙に穴を開け、そこに麻糸を埋め込み糊で固定する。
1940年代にも、昔ながらの方法で綴じているのが窺える。
金箔押しで、題字 Alphonse Daudet, Lettres de Mon Moulin.を入れる。
新しい表紙をつける。