Pablo Picasso Vol.X
180頁
背表紙が破れ。綴じ糸がゆるくなっている。
背表紙が完全に剥離し、綴じ糸が切れている状態
厚い紙(画用紙状)2枚を半分に折って(合計4頁)が糸で綴じられていた。
一冊の本になるとかなりの重量となるので、綴じを堅固にするために、link Stitch方式で補修する
ことにする。
この綴じ方については、佐藤工房ホームページの【参考書、’英文による古書修理:Conservation Book Repair
】の121〜128頁で紹介されている。
このような綴じ方をすると、綴じている場所の頁を開くと、綴じ糸が一直線になっている状態
となる。
綴じ糸が一直線となる。
Link Stitch方式で綴じ直し、寒冷沙を張り付ける
ペーパーバックの表紙を補修し、オリジナル状態に戻す
補修後の状態
Pablo Picasso カタログレゾネ3冊を修理
ユトリロのカタログレゾネは、フランス装で装丁されているが、保護のために厚紙によるカバーと、箱
がある。長年の使用により保護カバーは切れ、ペーパーカバーも一部欠落している状態であった。
写真は、保護カバー
オリジナルのペーパーカバー:補修できないので、似た色の紙で新しく作製することにする。
オリジナルの保護カバー
本全体を解体し、Link Stitch方式で綴じ直し、寒冷沙を貼り付ける。
ペーパーカバーを新たに作る。
外箱の一部が欠落していたが、厚紙で補修し、似た色の紙で張り直す。
ペーパーバックを張り付ける
ペーパーカバーを取り付け,保護カバーを補修
保護カバーにくるんだところ
外箱に入れたところ
修理依頼のうち、ピカソ第4巻のために、保護カバーを試作する。
本自体が重ので、テーブル上で簡単に本を開くことができる様に、箱ではなく写真のような形状の
保護カバーを試作する。
依頼されたカタログレゾネ6冊
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