”新修漢和大字典”昭和15年発行(出版社は昔、有名であった博文館刊)
この辞書は、書道作家、高橋松延先生(毎日書道展審査会員、かな書道作家協会常任理事)が
これまで旧漢字を確認するために日頃ご愛用されていた辞書を修理したものです。
辞書の紙は薄く、また出版後60年という時間の経過があり、少し強く引くと
簡単に破れてしまう状態ですので、細心の注意を払って作業を進めることに
なります。
慎重に本を解体します。かがり糸がありますので、それを注意深くほぐします。
写真上部の糸くずは、辞書のかがり糸です。
破損しているところは、薄い和紙で補強、また綴じ糸用の穴が大きくなっている
いるところは、中央部い細長い補強用に和紙を貼る。
かがり台で折丁(125丁程度=2000頁)をかがり、元の状態にします。
背とじひもを3ヶ所つけて糸かがりをし、その後背の丸味だし、寒冷紗、紙の筒(
クータ)、花布を貼り付ける。
辞書の寸法に合わせて、厚紙を切り、そこへ表紙(この場合は全面薄手の牛革)
を貼り、金文字「新修漢和大字典」を背に押す。
辞書本体と表紙を貼り付けて完成、納品となります。